VMwareESXi6.x で vSphereClient を使用する。¶
そもそも¶
vSphere 6.0 からWebClientのみの利用となっているが、これはいくつかのバグを抱えている
- CUIではキーボードがUSキーボード固定で認識されるため、JISキーボードを使用した際に配置が異なる
- だけならいいのだが、キーバインドと物理レイアウトの際で「:」などがタイプできない
- つまりOSインストール後にネットワーク設定しようとすると、viで詰む
- だけならいいのだが、キーバインドと物理レイアウトの際で「:」などがタイプできない
- GUIではマウスカーソルがホストOSのマウスカーソルと同期しない
- つまり、ゲスト内のマウスカーソルが次元の彼方に吹き飛んでいる可能性があり、戻ってこない
- しかもホストのマウスカーソルがWebClient画面から離れると、フォーカスが外れ操作対象にならず詰む
- こちらは最悪キーボード操作は可能だが、Alt+Tabなどのショートカットはホスト操作になるので結局詰む
- つまり、ゲスト内のマウスカーソルが次元の彼方に吹き飛んでいる可能性があり、戻ってこない
- 一部のタスクがESXiホストに送信される前にクライアント側で進行不能にしてしまい、完了出来ない
- ログを確認するとESXiホスト側にそもそもオペレーションが到達していないことを確認できる
- ゲスト作成や起動プロセスが、途中何%とかから進まなくなってしまう現象などがこれにあたる
- WebClientがフルFlashのWebアプリケーションである
- これが一番致命的
正直これではどうにもならない
vSphereClient を使用するには¶
6.x ではvSphereClient は配布されていないし、ESXiのポート80にアクセスしてもダウンロードリンクはない。
しかしながら、vSphereClient 5.5 のログイン先を 6.x の ESXi に向けると、アップデータを適用することが出来る。
6.x 以降に実装された機能は利用できないが、主要な機能は従来通り利用することが可能。
ちなみに、その vSphereClient 5.5 は VMware のサイト(要MyVMwareアカウント)からダウンロードすることが可能。
https://my.vmware.com/jp/web/vmware/details?productId=353&downloadGroup=ESXI550#product_downloads
今のところ問題なく使用できているし、こちらを使っている現場も割と聞く。
ちなみに¶
Windows10ではESXi5.1に対してコンソールが繋がらなくなっているので注意