読者の追加と削除¶
Sympaの新しいバージョンではコマンドラインで読者の追加と削除ができるようになりました。
下記のようにechoをパイプして使用します。
複数の場合は「\n」で改行コード区切りします。これを解釈するためにechoに-eオプションを追加します。
なお「--quiet」オプションを外すと追加と削除はメールが相手に通知されます。
(デフォルトで通知を行う「--notify」オプションが有効になっている模様)
- 読者の追加
echo -e "メールアドレス1\nメールアドレス2" |sympa add --quiet リスト名
- 読者の削除
echo -e "メールアドレス1\nメールアドレス2" |sympa del --quiet リスト名
- 読者の確認
sympa review リスト名
(旧手順)member.dumpを利用した方法¶
以下は従来の方法だが、大規模なメンバー変更やリプレースの際に使えるので残しておく。
読者の設定はDB上に書き込まれているので、ファイルにダンプしてから内容を編集する。
※ファイルの内容で『置き換え』ではなく『追加』されるので注意。
読者編集の準備¶
- 追加・削除を行う前に現在の設定をDBからファイルに出力する
既にあるdumpファイルは、Web画面上で変更した設定が適用されていない可能性があるため再出力する。sympa.pl --dump_users --role member --list リスト名@ドメイン名 (結果) リスト名@ドメイン名: Dumped list users (member)
- リストデータ以下の「member.dump」ファイルを確認する。
以下の内容で1ユーザごとに空行区切りになる。vi /var/lib/sympa/list_data/リスト名/member.dump -------------------- date 1561537421 email ユーザ名@ドメイン included 0 number_messages 0 reception mail subscribed 1 update_date 1561537421 visibility noconceal
- マルチドメインの場合、「/var/lib/sympa/list_data/ドメイン名/リスト名/member.dump」
読者の追加¶
- リストデータ以下の「member.dump」ファイルに追記を行う。
vi /var/lib/sympa/list_data/リスト名/member.dump -------------------- date 1561537421 ←既存の記載はそのまま email ユーザ名@ドメイン included 0 number_messages 0 reception mail subscribed 1 update_date 1561537421 visibility noconceal email 追加したいメールアドレス1 ←空行区切りで追加したいメールアドレスを追記 email 追加したいメールアドレス2 ←空行区切りで追加したいメールアドレスを追記
- マルチドメインの場合、「/var/lib/sympa/list_data/ドメイン名/リスト名/member.dump」
- 記載していないオプション値はデフォルト値が適用される。任意に指定する場合は既存設定
のように『mail』行の直下に空行なしで別途指定すること
- dumpファイルをもとにDBへの書き戻しを行います
sympa.pl --restore_users --role member --list リスト名@ドメイン名 (結果) リスト名@ドメイン名: Restored list users (member)
読者の削除¶
- ユーザを削除するコマンドラインはないので、DBで次のSQL文を発行する
mysql -u sympa -p sympa パスワードを入力 delete from subscriber_table where user_subscriber='ユーザ名@ドメイン名' and list_subscriber='リスト名';
- 仮想ドメインの場合はwhere条件にリストのドメイン名まで指定する
robot_subscriber='ドメイン名'
- 仮想ドメインの場合はwhere条件にリストのドメイン名まで指定する