Greylisitng(スパム対策配送遅延処理)¶
スパム対策として一定の配送遅延を行い、再送処理を行わないスパムメールをふるいにかける動作です。
迷惑メール分析時に特定のスコアを上回る場合に一時的な受信拒否(soft reject)を行いわざと再送を要求します。
が、この手法が効果が出ていたのはサーバスペックが低く、メールキューサイズが逼迫していた時代の話です。
現状ではあまり効果が無く単にメールの受信が遅れるだけの可能性があるので、ここでは無効化の説明となります。
設定(無効化)¶
- 設定箇所
デフォルトではスコア4以上の場合にgreylistingするように設定されています。# less /etc/rspamd/actions.conf -------------------- actions { …(中略)… greylist = 4; # Apply greylisting when reaching this score (will emit `soft reject action`) …(中略)…
- 設定変更箇所
必要なメールが一時的な受信拒否を行うとまずい(または意味が無い)場合、次のように上書き用ファイルを
新規作成することでgreylistingを無効化することができます。# vi /etc/rspamd/local.d/actions.conf -------------------- greylist = null
- 注意
WebUIで設定した場合はDBの値としてこれらの設定ファイルをさらにオーバーライドしてしまうので注意。
- 注意
- サービスを再読み込みします。
# systemctl restart rspamd