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インストールメディアを利用してyumリポジトリを作成する。

ローカルディスクでyumを行う方法のRHEL6版です。

  1. 使用するインストールメディアをマウントします。
    ここでは仮に以下のパスを使用します。(mkdirしておくこと)
    # mount /dev/cdrom /mnt/cdrom
    

     
  2. 上記はisoファイルのマウントでも代用ができます。
    dvd-rom実機を使う場合、より高速に動作すると思います。
    # mount -o loop rhel-server-6.x-x86_64-dvd.iso /mnt/cdrom
    

     
  3. 最後に設定ファイルを作成します。
    # vi /etc/yum.repos.d/local.repo
    

    [rhel-dvd]
    name=Install Media
    baseurl=file:///mnt/cdrom/
    enabled=1
    gpgcheck=1
    gpgkey=file:///mnt/cdrom/RPM-GPG-KEY-redhat-release
    
    • RHEL8系の場合はBaseとAppStreamに分かれているので下記のようにする必要がある。
      [InstallMedia-BaseOS]
      name=Red Hat Enterprise Linux 8 - BaseOS
      metadata_expire=-1
      gpgcheck=1
      enabled=1
      baseurl=file:///mnt/cdrom/BaseOS/
      gpgkey=file:///mnt/cdrom/RPM-GPG-KEY-redhat-release
      
      [InstallMedia-AppStream]
      name=Red Hat Enterprise Linux 8 - AppStream
      metadata_expire=-1
      gpgcheck=1
      enabled=1
      baseurl=file:///mnt/cdrom/AppStream/
      gpgkey=file:///mnt/cdrom/RPM-GPG-KEY-redhat-release
      
「gpgkey」「baseurl」は前項目でのパス設定、「media」「name」は
名前なので適宜設定して下さい。
 
  1. 入力が終わったらとりあえずリポジトリキャッシュをクリアして、
    新規更新が取得出来るかチェックしてみましょう。
    # yum clean all
    # yum check-update
    

    これは何度か既にyumを利用していてキャッシュがたまっている場合や、
    あららしいバージョンのディスクをマウントしなおして更新する場合に
    キャッシュ起因のエラーを防止します。

自動マウント

  1. 次のファイルの末尾に追記します
    # vi /etc/fstab
    --------------------
    /dev/cdrom   /mnt/cdrom                       iso9660     defaults        0 0
    
  2. 手動マウントしていた場合、一度マウントを解除します
    # umount /mnt/cdrom
    # df
    
    /mnt/cdromが表示されないことを確認
    
  3. fstabの内容で再度マウントします
    # mount -a
    mount: /dev/sr0 is write-protected, mounting read-only
    # df
    
    /mnt/cdrom が表示されること
    

 

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