Linux版のリモートデスクトップ(VNC)サーバを作成する。¶
CentOS5.x系で検証環境において手っ取り早くリモートGUIを使う方法。
- XwindowとGNOMEデスクトップのグループ名を取得する。
# yum grouplist
- GUI環境をインストールする。
# yum groupinstall "X Window System" "GNOME デスクトップ環境"
- vncserverをインストール
# yum install vnc-server (RHEL6.x/CentOs6.x からは名称が tigervnc-server となっている)
- リモートログインするユーザでログイン、パスワードを設定
# su - root # vncpasswd
- 設定編集(ユーザ設定は例。通常はrootのみでもOK)
# /etc/sysconfig/vncservers
VNCSERVERS="1:root" VNCSERVERS="2:user" VNCSERVERARGS[1]="-geometry 1024x768 -nohttpd" VNCSERVERARGS[2]="-geometry 1280x1024 -nohttpd"
・1:および「1」がポートに対応している。n:ユーザ名としてログインを切替する。
・ポート5900、「0」は設定できないので注意。
・上記の場合、上段により5901ポートはroot、5902はusernameとなる。
・下段は解像度およびログイン制限。ローカルのみなど設定可能。
- 一度起動してユーザの設定ファイルを作成する。
# service vncserver start
- コンソール出力に従い、下記のユーザ設定を編集する。(ユーザディレクトリ以下)
# vi /root/.vnc/xstartup
#!/bin/sh # Uncomment the following two lines for normal desktop: unset SESSION_MANAGER exec /etc/X11/xinit/xinitrc [ -x /etc/vnc/xstartup ] && exec /etc/vnc/xstartup [ -r $HOME/.Xresources ] && xrdb $HOME/.Xresources xsetroot -solid grey vncconfig -iconic & xterm -geometry 80x24+10+10 -ls -title "$VNCDESKTOP Desktop" & #twm & exec gnome-session &
上2行はコメントを外す、3行目はコメントにする
4行目は新規に追加する。
- ユーザ分設定が終わったらサービスを再起動する。
ついでに自動起動も設定しておく。# service vncserver restart # chkconfig vncserver on
以上で指定したポートにアクセスし、パスワードを入力すると
GNOMEデスクトップでログイン出来る。
Windowsで利用する場合、UltraVNC-Viewerなどを利用すると良い。
Macからの場合、標準のリモートデスクトップ機能で利用できる。
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