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ownCloudでフォルダ同期を行う

概要

ownCloudにはDropboxやiCloud Storage、OneDriveのようなフォルダ同期機能があります。
これを利用することで、WebUIを利用せずにファイルのやりとりを行うことが可能です。
アカウント間や外部払い出しというよりも、同一アカウントでのPC/スマートフォン/タブレット
などのデバイス間連携機能といった用途になると思います。

ここでは、PC向けのデスクトップアプリを選択します。

デスクトップクライアントの入手

  • まず、通常通りownCloudのWebUI画面にログインします。
  • ログインできたら、画面右上の「ユーザ名」部分をクリックし「個人」をクリックします。
  • 「個人」ページの「ファイルを同期するためのアプリを取得」から「Desktop App」を選びます。
    • iOS/AndroidOS 向けは有償となっていますが、GoodReaderなどでownCloud標準のWebDAV機能を
      利用すれば、読込書き込み共にアクセスすることは可能です。これはPCでも同様です。
      • ただしWindowsのWebDAVはOS側の実装に問題があり、別途WebDAVクライアントの利用を勧めます。
  • 別サイトが開きますので、「2」の「Sync your data」から「Desktop Clients」を選択します。
  • Windows/Mac/Linux 版がありますので、対象のインストーラをダウンロードします。

デスクトップクライアントのインストール

  • ダウンロードしたインストーラを実行します。
  • インストールタイプをデフォルトの「Standard」で次に進みます。
  • インストール先を選択して次に進みます。このフォルダは同期対象のフォルダではありませんので
    基本的にはデフォルトのままで問題ないと思います。
  • インストールが完了したら、「ownCloudを実行」にチェックを入れて完了してください。

同期の設定

  • この設定は後から変更することが出来ますので、スキップしてもかまいません。
  • インストールが終了すると設定画面が起動します。
  • 「owncloudのログイン画面のアドレス」を入力します。証明書エラーが出た場合は許可します。
  • ユーザ名とパスワードを入力します。
  • 下記の初回同期の設定を行います。
    • サーバ上で同期するフォルダの設定
    • PC上に配置する同期フォルダの設定
  • フォルダ全体で同期するサイズが大きい場合は、一部フォルダのみに限定が可能です。
  • 同期先のフォルダを選択します。デフォルトは「ホームディレクトリ¥owncloud」が設定されます。
    • 設定したフォルダが空でない場合、既にあるデータをどうするか選択しますが、出来れば空のフォルダ
      を新たに作成した方がスマートになるかと思います。
  • 設定が完了したら「接続」ボタンを押します。同期が開始されます。
  • 以降、同期状況の確認や設定変更はタスクトレイのアイコンからアクセスすることが可能です。
    • 同期内容がある度に通知が出ますので、クライアントの「一般」で「デスクトップに通知を表示」の
      チェックを外すと良いかもしれません。その場合でも、デスクトップアイコンやタスクトレイから
      同期の正常性を確認することは可能です。