KVMのゲストOSをバックアップする¶
- バックアップ対象
- 仮想マシン設定ファイル(XML)
- /etc/libvirt/qemu/ゲスト名称.xml
- 仮想マシン構成ファイル(バイナリ)
- /var/lib/libvirt/images/ゲスト名称.img
- なお複数のHDDを接続している場合、「ゲスト名称-n.img」という規則で複数imgファイルが作成されている。
- /var/lib/libvirt/images/ゲスト名称.img
- 仮想マシン設定ファイル(XML)
仮想マシン設定ファイルのバックアップ¶
- 設定ファイルを最新に更新する
別段必要がある場合のみ。通常は必要ないと思うが、virshコマンドでリアルタイムに何かした場合や、
xmlをdefineしていない場合、動作中の仮想マシンと設定ファイル情報が一致しない場合があるため。
- ゲスト名称を確認
# virsh list -all Id 名前 状態 ---------------------------------------------------- 3 ゲスト名称 実行中
- 設定ファイルの更新
# virsh dumpxml OpenMediaVault > /etc/libvirt/qemu/ゲスト名称.xml
- 設定ファイルの保存
# cp -rp /etc/libvirt/qemu/ゲスト名称.xml コピー先
仮想マシンイメージファイルのバックアップ¶
- 仮想マシンをシャットダウンする
# virsh shutdown ゲスト名 しばらくしても停止しない場合、強制電源オフ # virsh destroy ゲスト名 あるいはゲストにログインしてシャットダウンする。
- 停止状態を確認
# virsh list -all Id 名前 状態 ---------------------------------------------------- 3 ゲスト名称 シャットオフ
- イメージファイルのコピー
# /var/lib/libvirt/images/ゲスト名称* コピー先
- 当然だが非常に時間がかかるので注意