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EFSのバックアップ

EFSのバックアップには「AWS Backup」を利用する。

AWS Backupが発表される前はオートスケールを利用したバックアップリストア手法
があったが、EC2インスタンスを介してバックアップリストアを行うためバックアップ
リストアともに非常に時間がかかっていた(300GB前後に6時間以上……)

また、その際の通信でEFSのバーストリソースを消費しきってしまうこともあり、
通常のパフォーマンスに影響が出てしまう問題があった。

現在ではおそらくほとんどのリージョンでAWS Backupが利用可能になっており、
これであれば上記の300GB前後でも1時間程度で完了するため、この手法での説明を行う。

手動バックアップ手順

  • AWS管理画面からEFSを開く
  • 左側のペインから「AWS Backup」を開く(新規タブが起動する)
  • 保護されたリソース画面を開く
  • オンデマンドバックアップを作成を実行
    • リソースタイプにEFSを指定
    • タグにNameキーで任意の値(一覧に表示される名前)を指定する
    • ファイルシステムIDにバックアップするEFSのファイルシステムIDを指定
    • それ以外は基本的にはデフォルトのまま「オンデマンドバックアップを作成」を実行
  • バックアップジョブが作成される
  • 保護されたリソース画面を開く
  • リソースID画面を開く
  • 復旧ポイントIDに作成されたバックアップが表示されているのでステータスを確認する
    • ステータスが「完了」となっていればバックアップが完了している

スケジュールバックアップ手順

  • AWS管理画面からEFSを開く
  • 左側のペインから「AWS Backup」を開く(新規タブが起動する)
  • バックアッププラン画面を開く
  • バックアッププランを作成を実行
  • 新しいプランを立てるを選択
    • バックアッププラン名(一覧に表示される名前)を任意に設定
      • プラン名は「システム名-バックアップ周期」といった名前にするといい
    • バックアップルール名(プランに複数指定できるルール名)を任意に設定
      • ルール名は「ローカルファイル」「MySQL」といった対象名にするといい
      • スケジュールは例としてDailyなどを設定する
      • バックアップウィンドウをカスタマイズし開始時刻と取得時間(開始)を指定する
        • 例えばAM12時に開始して1時間以内とする(終わらなかったらバックアップが中断される)など
      • コールドストレージへの移行は必要が無ければ「しない」とする
        • 世代数が多い場合などに、コストの安いストレージに移動するなど
      • 有効期限切れに「作成後の日数」を指定し、保持する世代数を設定する
      • その他は必要があれば変更
    • 何をバックアップするかはここではまだ設定しない
  • プランを作成を実行する
  • 自動的にプランの詳細画面に移動する
  • リソースの割り当てで「リソースを割り当てる」を実行
    • リソース割り当て名に任意の名前を指定(EFSの名前など)
    • IAMロールを指定。専用のものが無ければデフォルトロールでよい
    • リソースを割り当てるで次の単位で指定する
      • リソースID
      • EFS
      • ファイルシステムID
    • リソースを割り当てるを実行
  • 以上でバックアップスケジュールが作成される