Cacti-Spine のインストール¶
Spine とは¶
従来「cactid」と呼ばれていた、標準のcmd.phpよりもパフォーマンスの良いpollerモジュール。
cmd.phpではレスポンスが悪くなってくるほどデータ取得が増えてきたときに有効。
Spine のコンパイル¶
Spineはrpm版も提供されていることがあるが、不具合があるためソースコードからの導入が
推奨される。
- 下記からCacti本体に合ったソースコードをダウンロードする
https://www.cacti.net/downloads/spine/ - 展開する
# tar xzvf cacti-spine-x.x.xx.tar.gz
- 展開したディレクトリに入る
# cd cacti-spine-x.x.xx
- コンパイルに必要なパッケージを導入する
「help2man」はRHELの場合DVDには含まれていないので、サブスクリプション登録かRHNから取得する必要があります。# yum install gcc mysql-devel net-snmp-devel openssl-devel mysql help2man automake libtool
- コンパイル、インストールする
# ./bootstrap # ./configure # make # make install
- 下記のパスにインストールされる
/usr/local/spine
設定¶
- SpineのDB接続情報を設定する
# cd /usr/local/spine/etc # cp -p spine.conf.dist spine.conf # vi spine.conf ----------------------------- DB_Host localhost DB_Database cacti DB_User cactiuser DB_Pass 構築時のパスワードを設定 DB_Port 3306 RDB_Host localhost RDB_Database cacti RDB_User cactiuser RDB_Pass 構築時のパスワードを設定 RDB_Port 3306
- 接続を確認する
# /usr/local/spine/bin/spine --conf=/usr/local/spine/etc/spine.conf SPINE: Using spine config file [../etc/spine.conf] SPINE: Version 1.1.33 starting SPINE: Time: 1.0799 s, Threads: 1, Devices: 1
- CactiにSpineを設定する
- 「コンソール」→「設定」→「パス」に移動する
- 「Spine Binary File Location」に「/usr/local/spine/bin/spine」を設定する
- 「Spine Config File Path」に「/usr/local/spine/etc/spine.conf」を設定する
- 「コンソール」→「設定」→「Polloer」に移動する
- 「Poller Type」→「spine」を設定する
- 「コンソール」→「設定」→「パス」に移動する
ログを確認する¶
- メニューから「clog」をひらく
「Method:spine Processes:1 Threads:1 Hosts:1 HostsPerProcess:1 DataSources:6 RRDsProcessed:6」
のようにspineからのデータ取得に成功すること。