■[ハードウェア技術] IBM Thinkpad でデュアルブート環境を作る


IBM Thinkpad はデフォルトでOSパーティションとd2dのリカバリパーティション

といったディスク構成とMBRが独自規格で特殊な為、ツールなどでパーティション

を操作すると起動しなくなってしまう。

 

この環境においてデュアルブートを行う為には、いくつかのステップを踏むことで

対応することが可能だ。また、この操作は対象OSが「新規インストール」の場合

のみ行うことが出来る。既存環境がある場合、必ずバックアップして頂きたい。

 

この作業にはCD-boot可能なLinuxが必要になる。(筆者はKnoppixを好む)

パーティション操作をコマンドラインで行うため、ある程度のディスク操作の

知識と経験を持っていることを推奨する。

 

まず、ThinkPadが正常に構築された段階でリカバリディスクを作成する。

この作業では操作を間違うとd2d領域が破損する事がある。ThinkPadには

リカバリディスクが付属しないので、最悪の場合復旧不可能になる為である。

作成方法についてはThinkVantageにしたがって頂きたい。

 

ディスクの準備が出来たところで作業に取りかかる。

最終目標はトリプルブートくらいであるが、現時点で成功していないので

実績のあるデュアルブートでの解説を行う。

 

はじめに、Windowsが起動する状態の機器をKnoppixでブートする。

ターミナルを開き、fdiskでパーティションを確認する。

「d」コマンドでディスク末端にあるd2d領域以外を削除する。

 

次に、Windowsのパーティションを作成する。「n」「p」「1」と

入力し、先頭ブロックはデフォルト、末端は例として「+40G」とする。

これで40GBの領域が作成されることになる。

 

次にLinuxのパーティションを作成する。「n」「p」「3」と入力。

恐らく現時点ではd2d領域が「2」であるため、「3」とするわけである。

先頭ブロック、末端もデフォルトとする。これで残りの領域が

こちらに割り当てられることになる。

 

次に、作成した2つのパーティションのラベルを設定する。

コレを設定しなければ、Windowsをインストールする際のd2dリカバリが

パーティションを無視して1パーティション+d2dパーティションで

構築してしまう。

 

設定方法は「t」「パーティション番号」「e」となる。

ここで割り振るIDは「FAT16」だ。このIDにする理由はあまりないのだが、

少なくともFAT16以外だと上記のようにパーティションが無視されてしまう。

なお、この作業は「d2dパーティション」に行ってはならない。

 

パーティション操作が終わったら「w」を選択し、領域をコミットする。

終了したら、マシンを再起動しよう。

 

マシンの再起動後、BIOSチェックの部分で「ThinkVantage」ボタンを

起動し、d2d領域による「Rescue & Recovery」を起動する。

起動後、出荷時の設定に戻すを選択する。ファイルの救出は行わない。

この際、「cドライブにのみ行いますか?」と聞かれれば成功している。

「はい」と選択して先に進もう。

 

このステップまで来たら、暫くの放置でWindowsが復旧する。

あとは、Linuxのインストーラを起動し、残りのFAT16パーティションへ

Linux環境を構築する。(FAT16はext3などに上書きしていい)

 

インストールが完了したら、Linux側をブートパーディションを

アクティブにし、GRUBでWindowsとLinuxを起動できるようにする。

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